Fishing2012釣行記 想い出の初釣行[栃木県那珂川支流]
想い出の初釣行[栃木県那珂川水系]
 
  
[報告者] 佐藤孝明
釣行日:20012/4/21〜22
 メンバー:林出政治、上田勉
 上田房子、阿部光延
 本宮和彦、佐藤孝明
 
 
 
 自宅近くを鬼怒川や大谷川が流れていることもあり、数年前からルアー釣りを始め、毎週休日には釣りに出かける日々を過ごしていました。

 そんな私が「テンカラ釣り」に興味を持ち、ネット検索していたら、いつの間にか辿りついたのが「宇都宮渓遊会」のホームページ。そこに掲載されている釣行記には、普段自分が行っている里川とは全く違った雰囲気の源流風景が現れ、いつしか「こんな源流で釣りが出来たら楽しいだろうなぁ」と憧れていました。とは言っても、体力に自信がある訳でもなく、釣り初心者、登山未経験者の自分が源流に行くことは一生ないだろうなぁと心のどこかであきらめていました。

 そんな気持ちを本宮さんに相談したのが運のツキ・・・イヤイヤ違った。本宮さんがそんな私の不安を優しく取り除いてくれたお陰で今年度めでたく宇都宮渓遊会に入会させて頂くことになりました。

濃い霧の中パッキング開始

 

 そして迎えた初釣行(しかも一泊)買ったばかりのザックやウェーディングシューズ等の装備を持ち、集合場所に到着したのは釣行前日の23時半頃。きっと明日からの釣行に備えて皆さん仮眠でも取っているんだろうなぁ〜なんて思っていたら、なんと酒盛り中・・・まずその元気にびっくり。

 数時間の仮眠の後、記念すべき私の初釣行(今回はテンカラではなく餌釣りでの挑戦)に出発。険しい山道を4WD車で走り車止めに到着し、そこからテンバまで約3時間山道を歩きます。



 
平坦な道のはずが・・・

なかなか霧が晴れません

 
 山道を約3時間の行程は、他のメンバーの皆さんにとっては、ほんの足ならし程度なのでしょうが、初心者の私にとっては、それなりに大変な行程です。道中、メンバーの皆さんは私の荷物より大きく、そして重い物を背負っているはずなのに足取りも軽く、悠然と歩いて行きます。しかし運動不足を絵に描いたような私は平然を装いながら、実はバテバテ。

 釣行前、本宮さんから「テンバまでは平坦な道と聞いていたような気が・・・この道が平坦なのかい?」そんなことを考えながらも皆さんが声をかけ続けてくれたおかげで、何とか無事にテンバまで到着。

 テンバ到着後、てきぱきとテント張りや焚き木集めする皆さんに感心しつつも、初心者の私は何をしていいか分からず、ただオロオロするばかり。そんな私にもメンバーの皆さんは「今日は見ていていいから、だんだんに覚えるんだよ」と優しく接してくれます

竿を出す栃阿部氏

斜面には残雪が



 
そして、今回の目的でもある釣りの方ですが、釣り名人達の前で竿を出すのは、非常に緊張します・・・。

 さらにポイントや餌の流し方も分かっていない初心者の私は糸を垂らせど、いっこうに釣れる気配すらありません。そんな私を、見かねてかメンバーの皆さんがポイントや餌の流し方を丁寧に教えてくれ、その通りに竿を出してみると今まで全く反応がなかった場所からイワナが飛び出してきます。その後も皆さんのレクチャーを受けながら釣りあがり、終わってみればイワナ9匹と私にとっては大満足の釣果をあげることができました。(ほとんどがリリースサイズだったのですが・・・)


 

小さいながらも待望の一匹

     
   無垢なイワナたち

 
     
   好調(硬調)先生も釣り開始

 
     
   嬉しそうな笑顔

 


 夜になると先ほどまで釣り名人だったメンバーは料理名人に変身。

 器用なナイフや鍋さばきで次々と料理を作っていきます。ここでも何もできない私は、出来上がってくる美味しい料理とお酒に舌鼓を打つという役割に徹することになるのですが・・・

 特に料理をする本宮さんの姿を見ながら、私がもし女性だったら
   「惚れてまうやろ〜〜!!」
と心の中で叫んでいました。



寒いので焚火の前で


 
ブルーシートに下で料理

 
 
型の良いイワナはこんがりと

 
     
   いやぁ〜!うんまい!!

 
     
   がっちゃんもニッコリ

 
     
  宴会は夜が更けても続きました

 
 
  

 
それにしても「山の中で焚火を囲みながらメンバーのみんなと食べる料理とお酒は本当に美味しかった〜」


 その後、焚火の炎を眺め、川のせせらぎを聞きながらとシュラフに潜りこむと昼間の疲れもあってか、いつの間にか眠りについていました


焚火もほど良く


   翌朝、川のせせらぎで目を覚まし、朝食とコーヒーを頂きながら普段とは違ったゆったりとした時間が流れます。

 「本当の贅沢は、こういうものなのか知れないなぁ〜なんて」

と柄にもなく感傷的になってみたりして名残惜しいものの楽しかった時間も終わりが近づき、残雪の残る山並みの景色を眺めながら帰路に向かうこと約3時間、無事車止めに到着し、今回の釣行は終了となりました。


 
足元を見ながら進みます

疲れました・・・

     
   スマシ顔

 
 
また来たいです!

 
 
良い足慣らしになりました

 
     
   good!!!
楽しかったです!!

 

 

 
多少の疲れはあるものの、その疲れすらも 心地良く感じられるのは 豊かな自然とメンバーの皆さんの人柄に癒されたおかげかもしれません。

 そして何よりも、また行きたいと思えたことは宇都宮渓遊会の一員としての第一歩を踏み出せたような気がしています。

 
 私のような初心者でも優しく迎え入れてくれる宇都宮渓遊会ですので、もし興味をお持ちの方がいましたら、ぜひ一緒に出掛けてみませんか?






 

(さとう たかあき)
BACK HOME TOP
                          Copyright (C) 2005 utsunomiyakeiyukai. All Rights Reserved.