齊藤さんの気ままな釣行記 「小雪混じりの日曜日」

[報告者] 齊藤 敦
釣行日:2005/1/9
メンバー:齊藤 敦 、齊藤大成、根本 宏


 皆さーん。何してますかー。雪解けの間まで何もしないで食っちゃ寝ばかりしていると身体に悪いですよー。そう、ほら、あなたですよ。
 と、いうことで今シーズン初めてのワカサギ釣りに行ってきました。今年は正月の寒波到来で、例年に無く早く氷上釣りが可能になりました。早速、会友でもあり長年の腐れ縁でもある山友達(弟子)の根本氏と私の長男を誘い、初釣行となりました。
 最近仕事が多忙のようで、すっかりバクサレていると思っていた根本氏ですが、この時ばかりは”やる気満々”でやってきました。(後でこれが致命傷になるのですが・・・)今回は、氷の状態がイマイチ不明のため、まずは日帰りの装備で出発。   1時間強で現場に到着すると、”居ました、居ました!”カラフルなテントが一杯です。

氷上にはカラフルなテントが並ぶ テントの中は暖かです!

 早速湖面に降り立ち、ドリルで氷に穴を開けると十分安全な厚さのようです。小さな針に餌付けをするのも1年振りで思うようにいきませんが、やっと仕掛けを下ろし、程なく懐かしい「プルッ、プルッ」と繊細なアタリが・・・。久々にまぶしいほど銀ピカの魚体とご対面です。その後、ポツポツと掛けますが、次第にペースダウンし、ワカサマのお昼寝タイムに入ったようです。
 この時間帯は、じっと我慢をするしかないので一旦、自宅に取って返し、ランタンなどの夜釣りの装備と食料の調達に行きました。予定通り夕暮れ前に再到着し、暖かいテントの中で釣りを再開。私の経験上、シーズン当初での夜釣りでの釣果は、日中のそれとは比較にもならない程で、ポイントにアタると驚くような浅場で飲み食いができなくなる程の入れ食いとなることも珍しくあません。今回も夕マズメの時間帯を迎え、ベタ底の棚ではあるが飽きない程度にアタリがありました。
 
  8 時過ぎ、酔いも十分にまわり、釣りに集中すると待望のプチ入れ食いが来ました。が、私の 2 本の竿へは上げている途中にもう片方にアタリがあり、猫の手も借りたい程なのに、何と根本氏の竿が寝静まったままです。今回、氏は意気込んで、カーボンを素材から削り出した自作の竿と爆釣と言われる練り餌(氏いわく)の「紅○」(ベニマルではありません)で挑んでおりますが、全く効果がないどころか私の穴と 30 aも違わないのにワカサギが氏の竿を避けて通っているかようです。
 深夜には本格的入れ食い状態になり、 1 〜 2 bの棚で爆釣になりました。中にはシシャモと見紛うほどの巨大魚も混じり、上げる時のズシッとした感触もたまりません。
 しかし、こんな時に根本氏は高いびきで不貞寝ふてねをしており、盛んに起きるよう促しますが、「もう結構です。今回は参りました。」と言ったきり、また寝てしまいました。プチ入れ食いの時の貧果と私の氏のアームに対しての容赦ない言葉の暴力に相当落ち込んだのでしょうか。

山友達の根本氏(左)と長男(右) やりました!夜釣りで爆釣!!の私

 暫くして爆釣モードが収まり、また飲み直しをしていると、氏が起き出し盛んに咳き込み始めました。私が「タバコを止めるよう思いやって再三警告しているのに止めないから肺がんになったんだよ」とまた攻め立てたことが、駄目押しになったのか、車へ行って一人で寝ているとダダをこね始め ”泣く子と何とかは” で、どうしようもありません。明け方まではまだ暫く時間があり、このまま過ごすのも辛い物があります。何とかなだめて励まして見たのですが、結局は暗闇とて付くような寒風吹き刺す中での撤収となってしまいました。

 帰宅してぬるい風呂に半分眠りながら浸かり、就寝。昼近くにやっと起き出し、釣果を数えて見ると 170 匹で型も良く、十分満足できました。当夜の晩酌のつまみには空揚げとマリネが加わり、昨夜テントの中で浴びるほど飲んだのにまた、進んでしまいました。

 根本氏には、次回は温かいお言葉と飛び切りのビール(発泡酒でない)を注いで差し上げ、気を取り直していただこうと思っています。「え?氏の釣果?名誉のために内緒です。」 「あ、また機嫌を損ねたかも?」



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