Fishing2008釣行記 遡行記[只見川支流某沢]
遡行記[只見川支流某沢]
 
  
[報告者] 石綱 覚
釣行日:2008/7/5〜6
 メンバー:阿部光延、寺尾一木
 本宮和彦、石綱覚
 
 
 
 
  08年7月初旬、私としては本年度初釣行として会津只見川水系某沢に1泊2日の予定で遡って来ました。
メンバーは、本宮隊長以下、阿部課長、Dr寺尾、そして石綱の計4名の酔いどれ隊での釣行となりました。

 金曜の仕事を身が入らないままで何とか終了させ、ピンポンダッシュで帰宅。
身支度を済ませ、塩原の道の駅に集合したのが22時。

 本宮氏の車に荷物を移し変え、途中恒例の温泉に浸かり某沢の車止めに到着したのが深夜1時。
早速宴会開始となり、寺尾氏の豆腐入りマーボー茄子に舌鼓を打ちながら、はっと気がつくと皆昏睡状態。
そのあとノソノソとおきだし6時30分頃のやや遅めのスタートとなりました。

クーラーBOXがふたつも・・・

 崩れた林道を少々歩き入渓点へ到着。
急な斜面を降り、遡行を開始するといきなりのゴルジュ。
一人心の中ではヒヤヒヤしたけれど水も少なかったこともあり快適にクリアー。うーん気持ちよか!
 

1泊ですよ!本宮クン!
何そんなに背負ってるの?
穏やかな広河原
中流部のゴーロ帯
朝なのでまだ濡れたくありません
 
 ゴルジュを抜けると快適な広がわらと適度に緊張するヘツリ等、私の様な遡行初心者にも楽しめる渓相が続いていきます。ここっていいかも。


 

一休みで乾杯
藪もなんのその
天気が良いと楽しいものです
  
 と、快調に距離を伸ばしていくと谷筋に冷たい風が。

 川の分流の片方を雪渓が埋めています。このときはビールが冷やせていいかな・・・と軽く考えていましたが、2m滝を高巻いて谷筋がぐっと細くなってからは様相が変化することになりました。


 
いやな予感の始まり
 高巻き後は大石の渓相への変化とともに、落ち込み等のポイントが増加。

 竿を出すとぽつぽつながらも良型の岩魚が顔を出します。

 
渓相も回復
良型に誇らしげです

 するとまた、極まったカーブの向こうから冷気がそよそよと・・・・・・・。

  うーん。。完全なブリッジ・・・・・。。。。。

 1つ目のブリッジは見通しもよく規模も小さいためすり足でそそくさとくぐる。やっぱりしびれるっす。

 ほっとしたのもつかの間。次は先が見渡せないほどの超ど級の大雪渓が架かっているではありませんか(渡り終えて分かりましたが200m以上ありました)
私たちは迷わず高巻きを選択。山筋に活路を見出そうとしましたが、初夏のゲンキな潅木達は私達をそう簡単には通してくれませんでした。

 30分ほど悪戦苦闘した後、雪渓上通過を選択。寺尾氏の偵察の結果、行ける!!と判断。
雪渓上へ降下し、ここも急いで通過。やっぱしびれるっすA。

 
 


本宮クン・・・ どうする?
いやはや、どこまで続くのか
 

 とどめは3つ目の大雪渓。

 これまたどでかい雪渓で、一同絶句。

         声も出ない・・・。

 ここは休憩をかねてそうめんを食いながら、進退を相談する。


とどめのその先をDr寺尾が見に行きます
とどめの前でソーメンでも食べよう
とどめの中
くぐる気なんか・・・あるわけないじゃないですか

 
 この先、雪渓連発の可能性が大であり、これ以上の遡行は危険と判断。下りながらテンバを見つけ、少々早いが今日は飲み始めることに決定!

 そうと決まったら、さあ行きますか!!!。

 結局車止めから1.5時間地点まで戻り最初の雪渓の分留地点にテンバを設営。
明日はゆっくりできそうと、皆も嬉しそう。
 

 料理の写真がありませんが、本宮コック長のメニューにて、日本食からアジアンテイスト生春巻き。
主食にはニンニク姿煮インドカレーが登場。締めは源流ラーメンとなり、アルコールもばんばんで帰ったら体重が増えそうな渓での夜でした。



最初からここにしとけば
寺尾氏も料理に参戦
岩魚の蒲焼丼
 
 2日目の朝は、これまたゆっくり起き出して、阿部氏と私は昨日の2m滝まで釣り遡ぼることに。

 1匹ずつでしたが良型がヒット。次回を楽しみにやさしくリリースで今回の釣行を終了。

テンバに戻り帰宅の準備。荷物をまとめて、12:30撤収開始


阿部氏も釣りに参戦
(ちなみに高価な愛竿は衝動買いだそうです)

 


 帰りはドボンを連発しながら快適下降で2:00頃入り口のゴルジュに到着

海苔のようなヘアースタイルです

 着替えが終了し、車を発進させるとさっきまであんなに晴れていたのに、雨がぽつぽつ降り出し・・・。
小1時間もすると豪雨となり、渓の中で降られなくて良かったと胸をなでおろしながら帰宅の途に着きました。

 今回は魚止めの確認は出来ませんでしたが、雪渓が消えるであろう終盤に再度この渓を楽しみに来たいと思っています。

 参加された皆さん、ご苦労さまでした。

 


(いしづな さとる)
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