Fishing2017釣行記 水トレ釣行記[新潟県内ノ倉川支流七滝沢]
水トレ釣行記
[新潟県内ノ倉川支流七滝沢]
 
  
[報告者]山路由洋 
釣行日:2017/7/1〜2
 メンバー:平江誠、山家淳一、山路由洋
 
 
 
 
 
 
 
7月上旬、会恒例行事の水トレを新潟県にて実施することとなった。

 関東甲信地方は、すでに梅雨入りしているが、北陸地方は、ここ1週間ほど晴天に恵まれ、梅雨入り前の決行となり、ホッとした。しかし、山頂にはまだまだ多くの雪が残り、雪シロが多く、水温が気になるところである。


 約5年前、内の倉川へ釣行に訪れたが、内の倉川本流、七滝沢ともに、豊富な水量、大岩のゴーロ帯と様々な状況があり、非常に綺麗な沢である。

 前夜に、車止めにて平江さん、山家君と合流し、久しぶりの再会に祝杯をあげた。しかし、宴が進むうちに、雨足が激しくなり、宴会を切り上げ、車に避難し仮眠を取る。





 翌朝、釣り人の車の音で目覚めた。昨夜の雨は、明け方まで降り続き、川の状況が心配ではあるが、遅めの出発となった。沢沿いの林道を暫く歩いていくと、内の倉川本流が見えてきた。げっ!本流は真茶っ茶の濁流がゴンゴンと流れている。今後どうするか、皆で協議した結果、ひとまず出合いまで行き、判断しようという事になる。


 濁流を横目に2時間ほど林道を歩き、内の倉本流と七滝出合いに到着した。水量は変わらない様であるが、大休止を取りつつ、出合いの淵で竿を出す事とする。



この流れを水陸弾道ミサイルのようなイワナ達が





 
釣り支度をしていると、平江さんが、あっ!飛んだ!と悲鳴ならぬ声が!何があったのか確認すると、濁流の淵を約40cm位のイワナが遡上していたというのだ。ホントかなと思い、沢に目を向けると、私の目の前で水陸弾道ミサイルの様な、大イワナが次々と遡上している。これは、竿を出すしかないと3人が一斉に竿を出す。しかし、遡上中のイワナは釣れないと聞いているが、なかなか竿が撓ることがない。平江さんが20分ほど同じポイントを粘った結果、なんと38cmのイワナを釣り上げる事が出来た。しかしその後も良型イワナは釣れるものの、大イワナを見ることは出来なかった。

 休憩後、テン場を探す事にし、少し狭くはあるが、本流沿いに3人が寝れるテン場を見つけ、タープを張り、薪を集め、雨で増水しても良いように水を汲み、七滝沢へ水トレ釣行に出発となった。



沢沿いのテンバ適地




 やはり、七滝沢も水量は多く、遡行に難を極めたが、水温は思っていたほど低くなく、遡行途中に予定通り水トレを行う。以前訪れた時の記憶が全く残ってなく、前回同行した平江さんと、こんな所あったっけ?などと談笑しながら、沢を上る。今回は、竿も持参しているため、所々の良ポイントで竿を出すと餌竿に良型がかかってくる。



水量豊富な本流と七滝沢出合い



私はエサ釣りで遡行



                     平江さんが釣りあげた36pのイワナ



     
  良型のイワナに満足


 
 
  

 
テンカラ竿を持参した山家君も苦戦を強いられたが、良型を釣り上げる。途中、温かい釜揚げうどんで昼食を摂り、先を進むが、大粒の雨が落ちてきたため、早めにテン場に戻ることとなった。

     
   山家君の毛ばりにも


 
     
  恒例の水トレ風景


 
 


 テン場に着くころには、雨も上がり濁っていた沢も、落ち着きを取り戻し何とか宴会用の水は確保出来そうである。内の倉川本流の水は、七滝沢に比べると非常に冷たく、まだまだ上流には、雪が残っていることを思わせる。


 薪にも火が付き、各々夜の宴の準備に取り掛かり、宴が始まる。今シーズン最初の源流という事もあり、足慣らしと水トレ釣行、七滝沢の魚影の濃さを振り返り、大満足の話題で、自然と酒と肴が進む。久しぶりの釣行という事もあり、疲労とともに、早めの就寝となったが、今夜も大粒の雨がタープを叩いていた。





 翌朝目が覚めると、昨夜の雨で増水が気になっていたのか、皆早めに起きていた。二日目も午前中は、内の倉川本流を釣り上がる事とした。昨日同様、本流は水温が低く、大岩などの逃げ場が少ない為、体が芯から冷えてくる。水量は若干多いが、全体的に瀬が多い為、テンカラ竿で攻めると、次々と良型イワナが掛る。3時間ほど釣り上がったところで、雨が落ちてきて、あまりの寒さに撤退となった。


 帰りは、沢沿いの林道を辿り、テン場へと戻ると、直ぐに焚火で暖を取り、昼食とする。大休止も済ませ、天候がだんだん崩れてきたため、テン場を後にする事とした。帰りの林道は、ドシャ降りの雨の中、途中スギ林で雨宿りをするものの、雨は上がらず先を急ぎ、車止め到着となった。




 今回は、シーズン最初の源流という事もあり、スロースタートで行く予定だったが、沢歩き、釣果にも大変恵まれ、二泊分を楽しんだ感じの水トレ釣行であった。




(やまじ よしひろ)
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